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1778-07-01から1ヶ月間の記事一覧

1778-07-31

■ 詩語砕金・雑・【麗人】¥,れいじん 雲髻¥,うんけい花顔¥,くゎがん蝉鬢¥,せんびん蛾眉¥,がび傾城¥,けいせい 雪肌¥,せっき紅粉¥,かうふん青蛾¥,せいが羅幙¥,らばく朱唇¥,しゅしん 巫山¥,ふさん皓歯¥,こうし如花¥,はなのごとし丹臉¥,たんけん金釵¥,きんさい …

1778-07-30

■ 詩語砕金・雑・【懐古】¥,くゎいこ 今古¥,きんこ興亡¥,こうぼう傷魂¥,たましいをいたましむ流水¥,りうすい夕陽¥,せきやう 争戦¥,そうせん英雄¥,えいゆう宮殿¥,きうてん孤鳥¥,こちゃう万古¥,ばんこ 君王¥,くんをう泉流¥,せんりう山川¥,せんさん往事¥,わうじ…

1778-07-29

■ 詩語砕金・雑・【和友人見寄之作】¥,ゆうじんよせらるるのさくをわす 別後¥,べつご昔同¥,むかしをなじ一別¥,いちべつ湖辺¥,こへん曽記¥,かつてきす 契闊¥,けいくゎつ流落¥,りうらく故人¥,こじん鴻雁¥,がうがん新詩¥,しんし 愁来¥,うれいきたる懐旧¥,ふるき…

1778-07-28

■ 詩語砕金・雑・【病中友人至喜而賦】¥,びゃうちうゆうじんいたるよろこんでふす 蓬頭¥,ほうとう痩笻¥,そうきゃう形容¥,けいやう老痩¥,ろうそう単髪¥,たんはつ 薬裹¥,やくくゎ隠几¥,きにかくる閑吟¥,かんぎん病後¥,びゃうご多愁¥,うれいををし 多病¥,たびゃ…

1778-07-27

■ 詩語砕金・雑・【隠者】¥,いんじゃ 耕雲¥,くもにたがやす避地¥,ちをさく迯名¥,なをのかる雲棲¥,うんせい晦迹¥,あとをくらます 卜居¥,ぼくきょ幽谷¥,ゆうこく高臥¥,かうぐゎ世塵¥,せぢん幽人¥,ゆじん 白髪¥,はくはつ声名¥,せいめい踪跡¥,そうせき野衣¥,やい…

1778-07-26

■ 詩語砕金・雑・【懐友人】¥,ゆうじんをおもふ 倚楼¥,ろうによる夜月¥,やげつ江山¥,こうざん極目¥,きょくもく悵望¥,ちゃうばう 魚雁¥,ぎょかん交歓¥,かうくゎん相逢¥,あいあはん一別¥,いちべつ故人¥,こじん 寄書¥,しょをよす両地¥,りゃうち寄梅¥,むめをよす…

1778-07-25

■ 詩語砕金・雑・【暁発】¥,きゃうはつ 残月¥,ざんげつ暁雲¥,きゃううん駅亭¥,えきてい束嚢¥,のうをつかぬ暗泉¥,あんせん 宿霧¥,しゅくむ宿雲¥,しゅくうん暁鴉¥,きゃうあ朝暉¥,ちゃうき匹馬¥,ひつば 鳥雀¥,ちゃうじゃく暁風¥,きゃうふう馬嘶¥,むまいななく征…

1778-07-24

■ 詩語砕金・雑・【囲碁】¥,いご 手談¥,しゅだん忘憂¥,うれひをわする飛響¥,ひびきをとばす紋楸¥,もんしふ碁声¥,きせい 子声¥,しせい一枰¥,いつへい默坐¥,もくざ忘帰¥,きをわする不言¥,いはず 無機¥,きなし碁局¥,ききょく局上¥,きょくじゃう談兵¥,へいをだん…

1778-07-23

■ 詩語砕金・冬・【除夜】¥,ぢょや 残臘¥,ざんろう迎気#,きをむかへて歳華¥,さいくゎ迎新#,あらたなるをむかふ屠蘇¥,とそ 杯盤¥,はいばん歳尽#,としつきて寒漏¥,かんろう一霄¥,いっしゃう今霄¥,こんしゃう 光景¥,くゎうけい節物¥,せつぶつ此盡#,ここにつく冬…

1778-07-22

■ 詩語砕金・冬・【冬夜読書】¥,とうやとくしょ 短檠¥,たんけい披巻#,くゎんをひらく寒窓¥,かんそう孤坐¥,こざ作蠧#,ととなる 詩書¥,ししょ旧史¥,きうし閉戸#,こをとぢて靜読#,しづかによむ留神#,しんをとどめて 研精#,せいをとひで古今¥,ここん図書¥,としょ…

1778-07-21

■ 詩語砕金・冬・【苦寒】¥,くかん 凍雲¥,とううん透衣#,ころもにとうる水凝#,みづこる地凍#,ちいてて天寒#,てんさむふして 凛々¥,りんりん霜風¥,さうふう切肌#,はだへにさつなり氷桂¥,ひょうちう寒光¥,かんくゎう 野林¥,やりん凄風¥,せいふう急景¥,きうけい…

1778-07-20

■ 詩語砕金・冬・【雪江晩釣】¥,せっこうのばんてう 孤篷¥,こほう小艇¥,せうてい短棹¥,たんとう烟波¥,えんは蘆岸¥,ろがん 釣緡¥,てうびん波間¥,はかん収綸#,りんををさめ垂釣¥,すいてう閑繋#,かんにつなぐ 篷軽#,ほうかろし細糸¥,さいし伴鴎#,をうにとものふ…

1778-07-19

■ 詩語砕金・冬・【冬日見梅】¥,とうじつむめをみる 梅花¥,ばいくゎ破蕾#,らいをやぶりて竹外¥,ちくぐゎい墻角¥,しゃうかく衝寒#,かんをついて 芳姿¥,はうし氷肌¥,ひょうき氷艶¥,ひょうえん綴珠#,たまをつづる裁玉#,たまをさいす 寒梢¥,かんしょう香散¥,かう…

1778-07-18

■ 詩語砕金・冬・【至日集】,しじつのしう,とうじのひによりあふコトなり 陽生¥,やうせうす来復¥,らいふく春信¥,しゅんしん微陽¥,びいやう陽升#,いやうのぼる 陰伏¥,いんふく短晷¥,たんき始生#,はじめてせうす一陽¥,いちやう窓梅¥,そうばい 暖律¥,だんりつ陰…

1778-07-17

■ 詩語砕金・冬・【雪中訪友人】¥,せっちうゆうじんをとふ 驢背¥,ろはい寒林¥,かんりん撲面#,めんをうつ澗畔¥,かんはん眺望¥,てうばう 村落¥,そんらく半江¥,はんこう風寒#,かぜさむふして整履#,りをととのへて斜路¥,しゃろ 竹籬¥,ちくり風前¥,ふうぜん柴門¥,…

1778-07-16

■ 詩語砕金・冬・【喜雪】¥,ゆきをよろこぶ 風雪¥,ふうせつ吹雪#,ゆきをふひて玉粒¥,ぎょくりう帯風#,かぜををぶ散白#,はくをさんす 千点¥,せんてん乱敲#,みだれうつ無影#,かげなし乱飄#,みだれひるがへる光動#,ひかりうごく 靜点#,しづかにてんして玉塵¥,ぎ…

1778-07-15

■ 詩語砕金・冬・【雪中遊山寺】¥,せっちうさんじにあそぶ 素花¥,そくゎ琪花¥,きくゎ瓊林¥,けいりん凍雲¥,とううん飛絮¥,ひじょ 縈風#,かせにまとふ砕飄#,くだけひるがへる撲簾#,れんをうつ随風#,かぜにしたがふ飄墜#,ひょうついす 生光#,くゎうをしゃうす砌…

1778-07-14

■ 詩語砕金・冬・【冬日過田家】¥,とうじつでんかによぎる 竹籬¥,ちくり田畝¥,でんほ老樹¥,ろうじゅ遶屋#,をくをめぐって柴門¥,さいもん 隣叟¥,りんそう窓寒#,まどさむし草枯#,くさかれて乍靜#,たちまちしづかなり場圃¥,じゃうほ 松声¥,せうせい寒笛¥,かんて…

1778-07-13

■ 詩語砕金・冬・【初冬夜坐】¥,しょとうのやざ 霜威¥,そうい園地¥,えんち草腓#,くさしほむ霜厳#,しもげんなり水寒#,みづさむふして 水凝#,みづこって更長#,こうながふして霜夜¥,そうや木凋#,きしぼむ雲凍#,くもこって 寒灰¥,かんくゎい坐撥#,そぞろにはいす…

1778-07-12

■ 詩語砕金・秋・【海樓望月】¥,かいろうつきをのぞむ 潮来¥,ちゃうらい滄溟¥,そうめい蜃楼¥,しんろう連天#,てんにつらなる霧開#,きりひらく 連嶼¥,れんしょ月湧¥,つきわく三山¥,さんざん島間¥,とうかん鮫室¥,かうしつ 掛帆#,ほをかけ碧海¥,へきかい雲散#,く…

1778-07-11

■ 詩語砕金・秋・【秋夜宿山寺】¥,しうやさんじにしゅくす 盤嶺¥,ばんれい憑軒#,のきによる禅房¥,ぜんばう方丈¥,はうじゃう香閣¥,かうかく 禅堂¥,ぜんどう清幽¥,せいゆう松陰¥,せういん空林¥,くうりん長嘯¥,ちゃうしう 尋僧#,そうをたづぬ含烟#,けむりをふく…

1778-07-10

■ 詩語砕金・秋・【秋日山行】¥,しうじつさんかう 曳藜#,れいをひく遊山¥,ゆうさん済勝¥,せいしゃう山水¥,さんすい樵唱¥,しゃうしゃう 山雨¥,さんう雲林¥,うんりん村景¥,そんけい莓苔¥,まいたい登屐¥,とうげき 歩屧¥,ほちゃう絶壁¥,ぜっへき石路¥,せきろ青鞋…

1778-07-09

■ 詩語砕金・秋・【九日登高】¥,きうじつとうかう 佳節¥,かせつ登高¥,とうかう揺落¥,えうらく酔場¥,すいしゃう落帽¥,らくぼう 泛菊#,きくをうかふ茱萸¥,しゅゆ黄花¥,くゎうくゎ細菊¥,さいきく茱嚢¥,しゅのう 菊觴¥,きくしゃう菊酒¥,きくしゅ龍山¥,りゃうざん…

1778-07-08

■ 詩語砕金・秋・【秋郊聞笛】¥,しうかうふえをきく 烟郊¥,えんかう樵歌¥,しゃうか秋郊¥,しうかう幽懐¥,ゆうくゎい斜日¥,しゃじつ 落木¥,らくぼく牛羊¥,ぎうよう雲樹¥,うんじゅ野鳥¥,やちゃう荒塘¥,くゎうとう 牧笛¥,ぼくてき寂寥¥,せきりゃう出郭¥,くゎくを…

1778-07-07

■ 詩語砕金・秋・【客舎聞砧】¥,かくしゃきぬたをきく 寒砧¥,かんちん搗衣#,ころもをうつ断続¥,だんぞく秋風¥,しうふう清砧¥,せいちん 別愁¥,べつしう秋砧¥,しうちん砧杵¥,ちんしょ月落#,つきをつ深夜¥,しんや 疎砧¥,そちん遥夜¥,やうや客愁¥,かくしう無衣¥,…

1778-07-06

■ 詩語砕金・秋・【秋日泛舟】¥,しうじつふねをうかぶ 乗興#,きゃうにじゃうす波揺#,なみうごく夕凉¥,せきりゃう停橈#,かぢをとどむ凄清¥,せいせい 垂釣#,つりをたる中流¥,ちうりう荷香¥,かかう回舟#,ふねをめぐらす両岸¥,りゃうがん 波声¥,はせい孤蓬¥,こほ…

1778-07-05

■ 詩語砕金・秋・【中秋無月】¥,ちうしうむげつ 浮雲¥,ふうん成愁#,うれいをなす蕭索¥,しゃうさく濃雲¥,じゃううん陰雲¥,いんうん 烟昏#,けむりくらし埋光#,ひかりをうつむ風雨¥,ふうう虚負#,むなしくそむく寒露¥,かんろ 負約#,やくにそむく黯淡¥,あんたん失…

1778-07-04

■ 詩語砕金・秋・【中秋宴集】¥,ちうしうのえんしう 銀盤¥,ぎんばん,つきのみたて一輪¥,いちりん高秋¥,かうしう絃管¥,けんくゎん清輝¥,せいき 広寒¥,くゎうかん桂花¥,けいくゎ月華¥,けつくゎ銀漢¥,ぎんかん玉盤¥,ぎょくはん 氷蟾¥,ひゃうせん微雲¥,びうん蟾…

1778-07-03

■ 詩語砕金・秋・【秋雨懐郷】¥,しううきゃうををもふ,あめのゆふさとをおもふて作る。作家書(くにもとへのふみ)などの題もこの中にて作れるなり 小雨¥,せうう野涼¥,やりゃう旅館¥,りょくゎん客舎¥,かくしゃ夜雨¥,やう 滴々¥,てきてき通霄¥,つうしゃう故郷…

1778-07-02

■ 詩語砕金・秋・【秋日訪友人村亭】¥,しうじつゆうじんのそんていをとむらふ,ともだちのしもやしきなどへあそびしコトをつくる 露零#,つゆをつ戸庭¥,こてい竹葉¥,ちくやう孤雲¥,こうん菊花¥,きくくゎ 山翠¥,さんすい軒窓¥,けんそう井梧¥,せいご野草¥,やそう…