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1776-01-01から1年間の記事一覧

1776-01-20

■ 字音仮字用格・韻ム之仮字 撥る韻の仮字のこと、或説に、開口音の字にはンを書き、合口音の字にはムを書べしと云るは、甚しき妄説なり。其差別あるべき由なし、韻の仮字にはムン通用すべし、無武務牟等の音には必ずムを書べし、ンとは書まじき事也。猶ンの…

1776-01-19

■ 字音仮字用格・下中ワ之仮字 [クヮ][クヮウ][クヮイ][クヮン][クヮク][クヮツ] 右の諸音凡てワの仮字なること、上の第三会図にて明らか也。ハの仮字を書は大にひがこと也。【凡て三字にかく字音の中の仮字は:喉音ヤ行ワ行の字に限れること也】 ツイートする

1776-01-18

■ 字音仮字用格・韻イヰ之仮字 ツイートする

1776-01-17

■ 字音仮字用格・濁音ジヂズヅ之仮字 ツイートする

1776-01-16

■ 字音仮字用格・ラ行之仮字 ツイートする

1776-01-15

■ 字音仮字用格・マ行之仮字 ツイートする

1776-01-14

■ 字音仮字用格・ハ行之仮字 ツイートする

1776-01-13

■ 字音仮字用格・ナ行之仮字 ツイートする

1776-01-12

■ 字音仮字用格・タ行之仮字 ツイートする

1776-01-11

■ 字音仮字用格・サ行之仮字 ツイートする

1776-01-10

■ 字音仮字用格・カ行之仮字 ツイートする

1776-01-09

■ 字音仮字用格・オヲ之仮字附アワ ツイートする

1776-01-08

■ 字音仮字用格・エヱ之仮字 ツイートする

1776-01-07

■ 字音仮字用格・イヰ之仮字 ツイートする

1776-01-06

■ 字音仮字用格・凡例 ○仮字づかひ、片仮字の[イ]は平仮字の[い]なり。[ヰ]は[ゐ]なり。[エ]は[え][江]なり。[ヱ]は[ゑ]なり。[オ]は[お][於]なり。[ヲ]は[を][越]なり。是は童蒙のために云。○各音の下に囲中に書するは、其下に挙る諸字の韻也。但し平声の韻…

1776-01-05

■ 字音仮字用格○字音仮字三会図説 上の三行分生(の)図、及開合(の)図等に准ぜば、此にも五会図あるべきを、其二つを缺て三会なるはいかにと云に、エオ二つによる拗音は字音に用なければ也。其故はエは軽中重、オは重中軽なるゆゑに、オは重中重のウに摂し、…

1776-01-04

■ 字音仮字用格・字音仮字総論 契沖又『和字正濫要略』を著せる中に、いさゝか字音の仮字に云及せることあり。其説に、反切の上字を以て、イヰエヱヲオ等を分つべしと云るは誤也。仮字は反切にて分るゝことに非ず。此は或人も既に難破せり。契冲はかばかりの…

1776-01-03

■ 字音仮字用格・オヲ所属辨 オは軽くしてア行に属し、ヲは重くしてワ行に属す。然るを古来錯りて、ヲをア行に属て軽とし、オをワ行に属して重とす。諸説一同にして、数百年来いまだ其非を暁れる人なし。故に古言を解(く)にも、此(の)オヲにつきては此彼快か…

1776-01-02

■ 字音仮字用格・喉音三行辨 先(つ)大御国の喉音に、アヤワ三行の差別ある所以の原をよく明らめおきて、後に字音の仮字を論ずべし。抑此三行は、アイウエオより分れたる音にして其本は一なり。さて一(つ)にして三(つ)に分れたる所以は、アイウエオの五音の下…

1776-01-01

■ 字音仮字用格 本居宣長著此書は、漢字音の仮字を正さん為に著せり。凡(そ)其字音、此方に古(へ)より伝(へ)用るところ、漢呉の二(つ)あり。又是(れ)に、近世伝る唐音と云ものを加へては三つ也。此三(つ)の音の事は、予別に『漢字三音考』を著して委く辨せり…