1187-01-01から1年間の記事一覧
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・雪々 昔、都に人の娘ありけり。みめかたちなまめかしく美くしかりければ、荒き風にもあてずして深き窓の内にかしづき養はれけり。齡やうやう人となる程に、父母世にあらむ事をかせぎいとなむ。この人これを聞きて、嬉しからず厭はしきさまになむ思…
■ 唐物語・潘安仁 むかし、潘安仁と申す人ありけり。姿有樣類ひなくなまめかしく清げにて、そのかたちは、玉などのよく光るやうにぞ見えける。秋の哀を述べて賦に作り、事にふれて情ふかくやさしかりければ、世の中にありける女さながら名を聞きかたちを見る…
■ 唐物語・王昭君 昔、漢の元帝と申す帝おはしましけり。三千人の女御后のなかに王昭君と聞ゆる人なむ華やかなることは誰にも勝れ給へりけるを、この人帝にまちかくむつれ仕うまつり給はゞ、我等定めて物の數ならじと、數多の御心にいどましく思しけり。この…
■ 唐物語・上陽人 むかし、上陽人上陽宮に閉ぢ籠められて、多くの年月を送りけり。秋の夜春の日あけくれ、月の光、蟲の聲より外に又さし入りおとなふ人なかりけり。嵐にたぐふ紅葉の錦百囀の鶯の聲も、我がためはいと情なき心ちす。夜の雨窓を打つ音にも、愁…
■ 唐物語・荀爽 昔、後漢の世に筍爽といふ人ありけり。心賢く顔美くしき娘をぞもちたりける。みめ心の類ひなきのみにあらす。ざえ才學ならびなくてせぬわざなかりけり。これを父母もいつきかしづく事限なし。かゝりければ、たかき卑しきさながら心をかけてね…
■ 唐物語・楚荘王 昔、楚莊王と申す人、群臣を集めてよもすがら遊び給ひけり。その御傍に、淺からず思ひ聞えさせ給ひつる后侍ひ給ふを、人しれずいかでかと思ひ奉れる臣下ありけり。燈火の風に消えたりけるひまに后の御袖を取りて引きたりけるを、限なく憤り…
■ 唐物語・平原君 むかし平元君と聞ゆる人、三千人のつかはれ人を集めてこれを憐みねもごろに思ひけるに、このあるじのおもひづま、高き樓の上に居て四方を見渡しけるに、跛へたる者の、はふはふゐざりつゝ水をくみに行きけり。左右の膝よりも頭猶引き入りて…
■ 唐物語・程嬰 昔、晋の景公といふ人おはしけり。そのつかはれ人趙朔、國の政を取れり。また屠岸賈といふ人、爭ふ心やありけむ、やゝもすればこの趙朔を退けむと思ふ心深くて、とがをもとめ、なき事を言ひつげて、罪に行はるべきよしを、あるじに言ひけれど…
■ 唐物語・朱買臣 むかし、朱買臣、會稽といふ所に住みけり。世に貧しくてわりなくてせむかたなかりけれど、文讀み物學ぶ事夜晝怠らす。そのひまにはたきゞをこりて、世を渡るはかうごとをしけり。かくて年月を經るに、あひ具したりける女、限なく貧しきすま…
■ 唐物語・楊貴妃 昔唐の玄宗と申しける帝の御時、世の中めでたく治まりて吹く風も枝をならさず。降る雨も時を違へざりければ、皆人天の下おだしきに誇りて、花を惜み月を弄ぶより外のいとなみなし。帝も色にめで香にのみ耽り給へる御心のひまなきにや、萬を…
■ 唐物語・呂后 むかし漢の高祖と申す帝おはしけり。呂后と聞え給ふ后、東宮の母にて誰よりも御志重く見えさせ給ひけり。ほか腹の親王趙の隱王と申す人を御志のあまりにや、帝も東宮に立てむと思しける御氣色を呂后見給ひて、あさましう心憂き事に思して、陳…
■ 唐物語・西王母 昔、おなじ帝、誰とは申しながら、限なくこの世を惜み、命ながらへむ事をねがひ給ひけり。まぼろしといふ仙人に仰せて蓬莱不死の藥とりに遣しつゝ、はかなき御遊び戯ぶれにもこの世にながらへておはせむ事をぞ營み給ひける。おほよそ人の好…
■ 唐物語・李夫人 むかし、漢の武帝、李夫人はかなくなりて後思ぴ歎かせ給ふ事年月を經れども更にをこたり給はす。そのかみ病せし時みゆきし給ひしかども、いかにも見え奉らざりけり。帝あやしとおぽしてこのよしを問はせ給ふに、「我君に慣れ仕うまつりし程…
■ 唐物語・陵園妾 むかし、陵園といふ宮の内に閉ぢ籠められたる人ありけり。玉のはだへ花のかたちあざやかにて世にならびなく美くしかりけり。年若かりける時女御にいつきかしつかれて、うちに參りけるに、親しきうとき楊貴妃李夫人のためしにも勝りなむと思…