1778-07-16
■ 詩語砕金・冬・【喜雪】¥,ゆきをよろこぶ
風雪¥,ふうせつ
吹雪#,ゆきをふひて
玉粒¥,ぎょくりう
帯風#,かぜををぶ
散白#,はくをさんす
千点¥,せんてん
乱敲#,みだれうつ
無影#,かげなし
乱飄#,みだれひるがへる
光動#,ひかりうごく
靜点#,しづかにてんして
玉塵¥,ぎょくぢん
割玉#,たまをさく
捲簾#,れんをまく
会客#,かくをくゎいす
登楼#,ろうにのぼる
清興¥,せいきゃう
紙上¥,ししゃう
種玉#,たまをうゆ
酒力¥,しゅりょく
舞花#,はなをまわして
綻玉#,たまをつづる
片濃#,へんこまやか
忽埋#,たちまちうづむ
一色¥,いっしょく
巧裁#,たくみにさいす
望迷#,のそみまよふ
転旋¥,てんせん
凝階#,かいにこって
飛態¥,ひたい
凍気¥,とうき
俄積#,にわかにつむ
寒深#,かんふかうして
舞風#,かせにまふ
争撲#,あらそひうつ
縈砌#,ぜいにまとふ
深賞#,ふかくしゃうす
倚檻#,かんによる
熾炭#,すみやひて
温酒#,さけをあたため
啓窓#,まどをひらひて
揮筆#,ふでをふるふ
四山¥,しさん
可喜#,よろこぶべし
寒気¥,かんき
吟詩#,しをぎんす