2007-11-05 2007-11-05 ■ [言語生活史]辞書を買ってもらう(田宮虎彦「別れて生きる時も」) 美智がその辞書を、母に買ってもらったのは、女学校でどうしても国語の辞書がいるようになった時のことであった。美智は母にねだって、やっとそれを買ってもらった。学校で国語の辞書を持っていなかったのは、美智ひとりであった。 前後に、辞書の記述有り。「緑いろの表紙のちいさな辞書」。「やまし」の語釈も一致し、『小辭林』と思われる。角川文庫による。ツイートする