2007-04-17
■ [方言意識史][位相]坪内逍遙訳・シェークスピア「ウィンザーの陽気な女房」
「ウィンザーの陽気な女房」は、役割語的な言葉遣いに富む。
シャロー 地方の治安裁判所判事。 「ごわす」「さうぢゃ」
スレンダー (名はエーブラハム)、シャローの従弟。 「あるです」
学士(サー)ヒュー・エワ゛ンズ ウェールズの牧師、小学校の先生。
「小学校先生、学者ぶってむづかしい言葉を使ふが、訛りだらけ。」
ドクター・キーズ(或ひはカーイゥス)、フランス人の医師。
「片言の舌ッ足らずの英語を使ふ」 「あなた、何歌ふあります?」「緑(あを)い箱持って来るよろしい。」
ピーター・シンプル スレンダーの従僕。 田舎言葉「あるだから」「べえ」「ごぜえます」
1926年初刊らしい。「ウインゾアの陽氣な女房」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/979393
http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/DocDetail?txt_docid=NCID%3ABN10001796