2006-05-04
■ [言語生活史]音読・黙読(江村北海『授業編』)
書を読むに、声をあげて読むがよきや、黙して読むがよろしきやと問ふ人あり。これは各々得失ありて一方に定めてはいひ難し
『江戸時代支那学入門書解題集成』第三集(汲古書院1975.9)「読書第三則」
「読書第一則」に、
声を発して誦するを読書と云。声を発せずして読むを看書と云。少しの違はあれども。すべてこれを読書と云。
引用するもの
日下部重太郎『朗読法精説』(中文館書店 s7.10.25)
呉智英「教養の臨界点を見きわめるために」『本とつきあう本―小説、マンガ、競馬新聞、なにからなにまで (光文社文庫)』