国語史資料の連関

国語史グループにあったブログ

2005-01-29

[]〔北辺随筆[初編三]〕反切 〔[[北辺随筆]][初編三]〕[[反切]] - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 〔[[北辺随筆]][初編三]〕[[反切]] - 国語史資料の連関 〔[[北辺随筆]][初編三]〕[[反切]] - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

亡父云、おほよそ歌に、もじあまりて、いつもじが六もじになり、七もじが八もじ九もじにもなるは、つねの事なり。それにはかならず、反切の字あるべきなり。反切とは、あいうえおの字ありて、こともじをうくるをいふなり。たとへば、

      此二音、ツゞマリテぬトナルナリ。コレヲ反切ト云、下準v之。

六もじ としのうちに  反切ぬ としぬちに

    あふなあふな  反切な あふなふな

    月やあらぬ   反切や 月やらぬ

七もじ さもあらばあれ 反切ま さまらばれ

これらはつヾまりて、五もじになるなり。


(古事類苑 文学部 二 音韻 反切