国語史資料の連関

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2004-05-18

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 慶応四年五月二日発兌の『内外新報』第二十七号の社告に、「方今我が新報の世に公行するや、益盛大にして、寒郷僻邑も到らざるなく、牧童漁児も看ざるなし。然るに、上書建言の如きに至つては、文字間々了しがたきあり、因て、其二三を検べ、附するに国字を以てし、解するに俚語を以てし、集録して、内外新報字類と名づけ、上梓して以て童蒙に便す。発兌近きにあり」とあり、これが、新聞字引の元祖ならん。

 新聞と官令中の文字を集めて、音訓を付けし字引類は、十数種に上れり。次なるものも、その一つなり。

  『布令必携新聞字引』 明治五年秋、名古屋慶雲堂梓、横一冊。