2002-07-21 2002-07-21 ■ [東雅]東雅総論(20) 其言同じくして其事異に。其名同じぐして其物異なるが如きあり。されど是等の類は。我国の仮字《カナ》をもてしるしぬれば。其字は同じけれども。これを呼ぷには。其声の平上去入。其音の清濁軽重によりて。各自ら相別れて同じからず。これもまた転語也。たゞ其言の始これを転じて。かれとやなしぬらむ。かれを転じてこれとやなしぬらむ。今に於ては。知るべからざるも少からず。 ツイートする