国語史資料の連関

国語史グループにあったブログ

和訓栞大綱(66)

[]和訓栞大綱(66) 和訓栞大綱(66) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 和訓栞大綱(66) - 国語史資料の連関 和訓栞大綱(66) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

○當時の點法一二三 上中下 甲乙丙丁等の字を旁註し錯へ讀て文意を通せり 是を返り點といへり 又直讀すべき所にはしの字を用ゐ 反讀すへき所にはレの字を用ゐたりしは説文に音〓上下通也と見えたり 是を旁抹中抹なといへと抹の義にあらす レは乙の省文にて文字倒置するか如きは當乙といへる是也 宋學士も我邦の讀法を評して順文讀下復逆讀而止始爲句といへり


http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/902866/22


宋学士」

松下見林異称日本伝』巻中三に「蘿山集」を引く。