2002-03-19 和訓栞大綱(66) ■ [和訓栞]和訓栞大綱(66) ○當時の點法一二三 上中下 甲乙丙丁等の字を旁註し錯へ讀て文意を通せり 是を返り點といへり 又直讀すべき所にはしの字を用ゐ 反讀すへき所にはレの字を用ゐたりしは説文に音〓上下通也と見えたり 是を旁抹中抹なといへと抹の義にあらす レは乙の省文にて文字倒置するか如きは當乙といへる是也 宋學士も我邦の讀法を評して順文讀下復逆讀而止始爲句といへり http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/902866/22 「宋学士」松下見林『異称日本伝』巻中三に「蘿山集」を引く。ツイートする