2015-01-07 2015-01-07 ■ [方言意識史]薄田泣菫「茶話」 店員は精々《せい/゛\》京都訛りを出さないやうにして、詳しく新案の談話《はなし》をした。この店員は自分の有《もの》を他人《ひと》に取られまいとする時には京都弁を使ふが、他人《ひと》から何か貰ひ受けたいやうな折には、努《つと》めて京都訛りを押し隠さうとする。 「広告新案」大正6.8 冨山房百科文庫 p.349ツイートする