国語史資料の連関

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2012-01-21

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   ○豊臣太閤の近士和久何某

豊臣太閤の近士に和久何某とかやいひし人は、陽明家の御流をまなびて手書の上手なり。謡の本を書たるを世の人もてあそびけるとなり。濁る假名、清むかなをまぎれぬやうに書き、假名づかひも改め正したり。かゝるわけをも知りわきまへす、後々の人、かなのかきやうをもあやまりたるとなり。