国語史資料の連関

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2011-05-02

[]京都弁訛りを取りに、祇園長唄を習う嵐寛寿郎 京都弁の訛りを取りに、祇園で長唄を習う嵐寛寿郎 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 京都弁の訛りを取りに、祇園で長唄を習う嵐寛寿郎 - 国語史資料の連関 京都弁の訛りを取りに、祇園で長唄を習う嵐寛寿郎 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

徹子 で、初めの方は、嵐さんが、京都弁のなまりをとりに、お習いにいらした時お会いになった芸者さんで。

嵐 そうです。

徹子 どちらで?

嵐 祇園町

徹子 でも、今の言葉で撮影に支障があったんですか。

嵐 トーキーになったでしょ?

徹子 ああ。

嵐 だから標準語でないとあきまへんのや。標準語のためには長唄を習わなきゃいかんと、こう言われたんです。それから行ったんです。

徹子 祇園に?

嵐 祇園に!

徹子 何歳ぐらいの時ですか、最初。

嵐 えー、トーキーになるとこですからね。トーキーは寛プロがいちばん最初なんですよ。

徹子 寛プロというのはそちらの……。

嵐 はい。

徹子 嵐寛寿郎さんのプロダクション。

嵐 が、最初ですねん。

徹子 それも鞍馬天狗でしたか。

嵐 一号は鞍馬天狗でしたな。

徹子 じゃ、よけい、今おっしゃったように標準語に……。

嵐 直さなきゃいけまへんやろ。だから習いに行った。そして長唄の、名取りになった!

(昭和51年8月25日放送)

徹子の部屋2(朝日文庫

昭和60年3月20日 第1刷発行        定価440円