2011-02-22 2011-02-22 ■ [ここから広がった][待遇表現]【お疲れ様】リポビタンD 「お疲れ」は、中村メイコの『メイコめい伝』に、「仕事が終ると『おつかれさまア』と互いにねぎらいつつ仕事場を去るのが、もう何十年も昔からのキマリになっています」と書かれているように、芸能人のあいだでは早くから、階級抜きの挨拶ことばとして好んで使われていたのである。 これが昭和四十年ごろになって、巨人の王選手が清涼剤『リポビタンD』のCMで、「おつかれっさん!」とやったころから一般にも伝播して、挨拶ことばとして広く使われるようになった。 小林多計士『ごきげんよう 挨拶ことばの起源と変遷』p.80 ツイートする