国語史資料の連関

国語史グループにあったブログ

2011-02-19

[]【お疲れ様】【御苦労様】リーガル千太1973[[【お疲れ様】]]【御苦労様】([[リーガル千太]]1973) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - [[【お疲れ様】]]【御苦労様】([[リーガル千太]]1973) - 国語史資料の連関 [[【お疲れ様】]]【御苦労様】([[リーガル千太]]1973) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 ―帰るときなどのあいさつというのは、とくにきまったことばというのはないのですか―

 「どうもお疲れさまでした」「お疲れさま」とか。真打ちですと「お疲れさん」、普通の人でしたら「ご苦労さま」。

 ―それは出ていく人に―

 そうです。それがね、電車の中でも出ちゃうのです。「じゃ、さよなら」というと「どうもお疲れさま」というのが習慣で出ちゃうのです。そうすると、ああ、あれは芸人だということがすぐわかっちゃうのです。

 ―いまは芸人以外の人でもテレビ関係の人などは言うようですね。そっちの影響でしょうね―

 いいますよ。いましろうとでも「お疲れさま」はいいますよ。五分ぐらいしかやらなくても「お疲れさま」。自然と普及されていっちゃうのでしょうね、こういう社会から。電車の中でいったりするのが耳に入っちゃうんだね。

リーガル千太「漫才のことば・寄席のことば」?『言語生活』257? p.93