2010-03-02
■ 【女三宮】(玉勝間)
二〇 女一宮女二宮など申す唱ヘ
女一宮女二宮など申す女字、音によみならへれども、栄華物語などに、男一宮男二宮などもある、男は音にはよむべくもあらず、必をとこ一の宮などゝよむべければ、女もいにしへは、をんな一の宮、をんな二の宮などぞよみつらむ、ことわりをもて思ふにも、字音にはよむまじきつゞき也、
○女一の宮、女二の宮など申す女の字、音に讀とならへれども、榮花物語などに、男一の宮、男二の宮などあり。男は音にも讀むべくもあらす。必をとこ一の宮など讀べければ、女もいにしへは、をんな一の宮、二の宮などぞよみつらむ、ことはりをもて思ふにも、字音にはよむまじきつゞき也、
(卯花園漫録)