2009-03-29 2009-03-29 ■ [方言意識史]文部省からの助言で「大阪弁的ニュアンス」 読売テレビが、文部省から企画協力予算の援助を受けて制作中の『茶の間の歌』は、大阪市内の小市民の家庭を描いたホーム・ドラマですが、テレビ婦人学級の社会科篇としての狙いを持つものなので、とくに「北海道から九州までの視聴者にわかるようにしと文部省視聴覚教育課からの助言で、単に大阪弁的ニュアンスで語る程度にとどめました。 そこで、地もとでは「テレビの大阪弁はなってへんやんか」と憤慨し、「大阪弁もめちゃくちゃになてもうたなア」と歎く声も出るのです。 末次摂子「大阪弁ブーム」(『思想と科学』1961.3)ツイートする