2009-03-11 2009-03-11 ■ [方言意識史]「東京の者にも分かる大阪弁」 一般的にいって、アクの強い上方の芸は東京で受けないし、淡泊な東京の芸は上方で受けなかった。初代の桂小南が売れっ子になったのは例外で、それは鳴り物入りの派手な演出で東京の者にも分かる大阪弁をつかったのもよかったが、電気踊りを発案したことが人気を得たいちばんの原因だった。 結城昌治「志ん生一代」朝日文庫 上 p.46ツイートする