国語史資料の連関

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2007-12-04

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意外なること、俄なること等の意を示す為に用ゐることあり。これは其以前より、即ち過去の時に起り、又過去の時より已にありしことどもを、今始めて知りたる場合、又は眼前の出来事に驚きたる場合等に、多く用ゐるなり。古来詠歎の「けり」といへるは此用法のことなり。

(原文片仮名)

北原保雄「解説」『草野氏日本文法ISBN:4585080317