国語史資料の連関

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2007-07-14

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『日本及日本人』670号(大正四年十二月十五日)pp.91-98

字書談と題名は甚だ漠として居るが固より英和対訳辞書を主としてである。


今爰に五十年間に於ける翻訳文学変遷の一斑を見るべきものを挙げたいと思ひます。けれども尋ねるとなかなか同一の原著を斯くまで隔たって訳したのも左様多くはありませんから據なくスマイルスの自助論即ち一は明治三年出版中村敬宇先生の西国立志篇一名自助論、一は三十九年出版畔上賢造氏の自助論の一節を借用して対照することに致します。