国語史資料の連関

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2006-03-01

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天明八年 巻之八(平凡社東洋文庫202頁)

言語は男女ともチンプンカンにて、十にしてその二つ三つならでは解せず。すべて御巡見使は御領主より、御巡見使一人に御案内の外に二人か三人か、御城下元の万事に心得たる者を初終付け給うことにして、別して南部の地にては言語の通じ難きことありとて、盛岡城下より通辞の者を二人づつ付け給いしに、この所においては通辞の解せざることのありしことにして、人びと大笑いせしことなり。

日本語の歴史6新しい国語への歩み』S40.5.28(柴田武)p345

方言学講座』東北