2005-10-07
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明治二年四月
議案録三
民間へ出る布告の書面に、細民の読難き文字の多きは、禁令の速に行はるゝを妨ぐるに足る、宜しく定三札の例に従ひ、可成丈仮名を用ひ、止むことを得ずして字を用るときは、傍訓を施す可し。又一局内の細務、一人身の進退に限る事を除くの外、或は全国、或は各府各県に普く布告す可き文面は、始より伝写の労を省き、悉く上木し、摺本?を以て各府県に分ち、遠隔の地にては翻刻を許す可し。此の如くなれば、啻紙筆?の費を省くのみならず、諸局の筆生?以下町役人村役人、其他各産業ある輩の力を費す事無く、伝写の誤も無く一挙両便と奉存候
