2003-02-24 2003-02-24 ■ [表記史]和文に洋文の符号(明治事物起原 第七学術) 清水卯三郎、明治七年の春、英人トーマス・テーの化学初歩を訳し、『ものわりのはしご』と名付けて小本三冊を発行せり。横山由清の序文に、横がきの洋文に用ひる符号を、縦がきの和文に用ひたれば、もつとも奇異なり。その一斑を左に抄出す。 いでやこのものわりのてびきのいとを,あしたゆふべにくりかへしまよふふしなくよみときて よくそのふかきこゝろをえよ,よのをみなわらべたち;これをこのふみのいとぐちとす よこやまのよしきよ. ツイートする