国語史資料の連関

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2002-07-31

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古言の義。猶今も遺れるものあるは。亦その幸にぞありける。たとへば猶此樹を伐りて彼枝を接ぐに。彼枝既に長じて。樹となりぬるに及びて。此樹はたゞ其の根株のあるのみなり。されどまた江南の橘。踰v准而自変為v枳といひし事もあるなり。彼字の如きも。もとこれ此国に出し所ならねど。其声音の自ら転じて。此間の声音の如くになりしは。その然る事をも期せずして。然る所の者ありしとこそ見えたれ。