国語史資料の連関

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2002-05-19

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○助語の[なりける]ハ[にありける]を約めたる詞也 [ざりける]ハ[ぞありける]を約めたる詞也 [けり]をつゝめて[き]ともいふ よて萬葉集に來字を用ゐたり 常にいふ助語にも矢瀬の女ハ[にや]といふを京都の人は[な]といふ [にや]反[な]也 尾張の人ハ[でや]といふを江戸の人は[だ]といふ[でや]反[だ]也 西土にても何不を蓋とし不可を〓とし之乎を諸とし如是を爾とし而已を耳とす 此皆二合の音をもて其義をとる也 よて夢溪筆談にも二合をもて切字の原としるせりとそ


和訓栞大綱(54-6)(尾張の郷談)