2002-04-04 2002-04-04 ■ [和訓栞]和訓栞大綱(82) 〇五十音あおの二音音尾をなして末を結ふの和語なし 口語のまあやあの類は響き也 よてかさたなはまやらわの下にいふあの音はすへて唱へす 高天原をたかまのはらといひ磐余をいはれといふの類見つへし 地名のをおそおも同し さらはをゝそをとあるへきを和名鈔に呼唹囎唹と書り ともに口に從ふ上聲の字を用ゐたり 呼唹は和泉の郷名にて二字合せてをの一言によみしは日本紀に雄とありし所なれと二字を用らるゝの例によれり 囎唹は大隅の郡名にてそおとよみしは日本紀に襲とありし所なりき 彼地の聲上になまりて重けれはにやあらん 此ニツの外にはなきをもて知ぬへし ツイートする