国語史資料の連関

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2002-02-09

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倭語に頭辭《マクラ》あり下河邊氏の説に歌にまくらことばあるは人の氏姓あるに同し 古き歌のたけかたく聞ゆるは多くハ枕詞を置ける故也といへり 歌のみならす日本紀古事記等に出せし神語又は神名に至りて多くは枕詞あるをもて何となく幽玄にしてかう/\しくきこゆる也 流れての世に至りてハ頭辭をもて直ちに其物の名とせるも亦多し 玉ほこを道とし たらちねを母とし 百しきを大宮とするの類也 水鳥の鴨 飛鳥の明日香 白鳥の鷺坂山なといへるはまた一格也