国語史資料の連関

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2002-01-08

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古言の略せるかことくなるは其朴也 是を略していひしにはあらす 其朴なるか變して文となりぬる其言も亦自ら長くなり長きことすてに極りぬれは是を略していはさることを得す 此を花に比するに上世の言の如きは其|〓蕾《つぼみ》也 中世の書は其花の開けし也 下世の言は其花の爛漫に及し也 其略していふは其花既に飛て纔に殘れる也といへり(信友譬喩妙)


【注】

『東雅』総論(16)による。