1976-08-01 1976-08-01 ■ [方言意識史]「誤った河内弁」 コロムビアから発売されたのが八月一日(中略)「河内のオッサンの唄」である。作詞作曲そして歌は「ミス花子」という芸名の男性歌手鍵谷和利さん(二三)で東大阪市御厨の住人。(中略)ところがクレームがついた。地元で河内の郷土誌『河内どんこう』を発刊する「やお文化協会」(貴島正男会長、四二〇人)が声明文を発表、(中略)それによると、ワレは文末には通常つけず、初めに使う。やんけはやんかの間違いだし、オンドレも何さらしとんどもほとんど今はつかわれない。誤った河内弁で河内に対する偏見を広めるのは許せない、というわけ。 『上方芸能』49 p.120 1976.11 ツイートする