1778-06-08
■ 詩語砕金・春・【尋花】,はなをたつぬ
尋花,はなをたつねて
遥探,はるかにさぐる
負郭¥,ふくゎく
度水,みづをわたる
野坰¥,やけい
就暖,だんについて
芒鞋¥,ばうあい
村径¥,そんけい
入林,はやしにいって
覓紅,かうをもとめて
載酒¥,さけをのす
追香,くゎうをををて
山杏¥,さんきゃう
野桃¥*,やとう
独歩¥,どくほ
烟林¥,えんりん
藜杖¥,れいでう
花気¥*,くゎき
酒帘¥,しゅれん
残照¥,ざんしょう
駐馬,むまをとどめて
遠郊¥*,えんかう
野橋¥*,やきゃう
野花¥*,やくゎ
雪残,ゆきのこる
花香¥*,はなくゎう
隔澗,かんをへたて
遶山,やまをめくって
山径¥,さんけい
過橋*,はしをすぎて
夾水,みづをはさむ
烟沙¥,えんしゃ
危峰¥*,きほう
碧潭¥*,へきたん
一樹¥*,いちじゅ
景勝¥*,けいしょう
探得,さぐりえて
初見,はじめてみる
来尋,きたりたづぬ
郭外¥,くゎくぐゎい