1778-06-01
■ 詩語砕金・春・【立春某亭集】りっしゅんそれのていのしう,はるのせつに入りし日たれぞのところえゆきしことをつくるなり
青帝¥*,せいてい,はるのかみ
東風¥*,とうふう,はるのかぜ
暖煙¥*,たんえん,あたたかなけむり
陽和¥*,やうくゎ,はるのかぜ
迎春*,はるをむかう
軽寒¥*,けいかん
融雪¥*,いうせつ,とけるゆき
小池¥*,せうち,ちいさないけ
和風¥*,くゎふう
餘寒¥*,よかん
晴日¥*,せいじつ
辞寒,かんをじす,さむさをはなれることなり
風光¥*,ふうくゎう,けいしょくと云こと
春生,はるせうす
韶景¥*,せうけい,はるげしき
韶風¥,せうふう,はるのかぜ
雲晴,くもはれ
留寒,かんをととめて
梅発,むめひらく
椒酒¥*,しゃうしゅ,とそのるい
柳梅¥,りうばい
梅花¥*,はいくゎ
柳梢¥,りうしょう
草芽¥*,さうが
柳眼¥*,りうがん,やなぎのめだし
同約,をなじくやくす,をなじくやくそくすること
梅梢¥,ばいしゃう,むめのこずゑ
迎歓,くゎんをむかふ,よろこびをむかへる
酒卮¥*,しゅし,さけさかづき
臘酒¥*,ろうしゅ,去年のさけ
映杯,えいはい,さかづきへうつること 或はな 或日
満盤,はんにみつ,はちにいっはいと云こと
遠訪,とをくとむあう,とをくたづねる
携朋,ともをたつそふ
徐歩¥*,じょほ,しづかにあゆむ
閑亭¥,かんてい,しづかなちん
林亭¥,りんてい,はやしの内にあるちん
詩成,しなって,しのできたること
拈筆,ふでをひねって
美酒¥*,ひしゅ,よきさけ
行杯¥,かうはい,まはるさかづき
幽興¥*,ゆうけう,わびたけう
半酣¥*,はんかん
対客¥,たいかく
照席,せきをてらして
初暖,はじめてあたたか
深酔¥,しんすい,ふかふようた
庭樹¥*,ていじゅ,にわのき
園木¥*,えんぼく,そののき
風暖*,かせあたたか
推窓,まどををす,まどをかえること
喜見,よろこびみる
暖回,だんかへる,あたたかになる
良辰¥*,りゃうしん,よいじせつ
新看,あらたにみる