2011-12-12 2011-12-12 ■ 唐音を稽古(鎌倉諸芸袖日記) 世はさま/゛\の内に、難波の北に大灘屋の入齋、あとめ八右衛門といへるは、年いまだ三十一二歳、いつの頃よりか唐音を稽古し、よき若衆を見ては好童子《はうとんつう》、よき女を見ては好女子《はうにうつう》、さんけんのかんがん、よんくんばんもんつんてんこんいん、ひやろにうきやらいなど言うてくらし、朝から晩まで禪寺の念經《ねんきん》聞くやうに、近所からも寐言の八右衞門と,異名せらるゝほどなるに、鎌倉諸芸袖日記 四 「淨瑠璃物眞似も年功のいひ立て」 多田南嶺集 (叢書 江戸文庫) 作者: 風間誠史,高田衛,原道生出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1997/06/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ツイートする