2007-10-22 2007-10-22 ■ 「ナンテ間がいいんでしょう」(宮武外骨『明治奇聞』) ナンテ間がいいんでしょう明治初年には非理法天権とやらで、「トコ、トンヤレ」という唄が流行し、明治十年頃には「オヤマカチャンリン、蕎麦屋の風鈴」という訳の分からぬ唄が流行し、その後また、ヘラへラ節とかドンガラガン節とか、「東雲のストライキさりとはツライネ」などいうが流行し、明治四十二、三[九〇九、6]年頃には、「ナンテ間がいいんでしょう」というが、もっぱら流行した。このほかに猥褻の流行唄もあった。 河出文庫isbn:4309473164ツイートする