2006-04-23 2006-04-23 ■ 上田萬年 「国語と国家と」(『国語のため』明治文学全集p110下) 千島のはても、沖縄のはしも「国語研究に就て」(『国語のため』明治文学全集p116下) 此国語学は、国文学者の言葉などをば、日本言葉の一部分だけとして研究するので、他の大工左官のことばも、奥州薩摩の方言も同様、敢て其間にすきゝらひをば致しませぬ。「内地雑居後に於ける語学問題」(『国語学叢話』p104また『国語のため第二』明治文化全集p132)東京語とて、未だ全然日本の標準的談話語と定まりたるにもあらず、九州人は九州語を話し、東北人は東北語を談じて、其間に毫も制裁なきことは、既に議会の議事筆記を見ても明瞭なる事実なり。ツイートする