国語史資料の連関

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2002-05-29

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○大よそ古書に音のとなへ今と異なるもの多かり 萬葉集に和を[や]とよみ水を[し]とよみ 摸を[む]に用ゐ 日本紀に弘廻を[を]とし梅を[め]とも[も]とも〓を[と]ゝも[た]ともよみ 覇を[ヘ]とし 過を[わ]とせり 筑竹を[つく]とよみ 阿曇を[あづみ]とよめるは 古へ[つく][つん]の音も有しにや 倭名鈔敦賀を[つるが]とよみ 綴喜を[つゞき]とよめるも意同し 又邑を[おほ]とも[おふ]ともよみ 愛を[お]とも[え]ともよみ 英を[あ]とも[あい]ともよみ 藝を[き]とも[け]ともよみ 配拝を[ヘ]とよみ 方芳を[は]とよみ 陽養を[や]とよみ 要を[え]とよみ 意を[お]とよむの類 舉て數へがたし


本居宣長地名字音転用例』で取り上げられるものあり。