2002-04-30 2002-04-30 ■ [和訓栞]和訓栞大綱(108) ○本居氏の説に[ん]は五十音の外にて鼻音なるを以て竪横の通ひあらす されは上代には[ん]の音なし 唯[む]と唱へて[ん]とハ唱へさりし故に[なむ]を[なめ][なも]とも通し用たり|大御《オホミ》を[おほん][ちりひぢ]を[ちりんぢ]といふも後世の轉訛也 字音すらんとはぬるをは[に]と通ハし用ゐ或は[ん]を省きて用ゐたり もとよりロの音に非るをもて也といへり ツイートする