2002-03-27
■ [和訓栞]和訓栞大綱(74)
○竪を音とし横を韻とす 同音相通同韻相通といふ是也 あいうえを等の五十字は正音也 是を直音とす その下にいやうわ等を記すは正音の少しひずみて變せる也 是を拗音《イヤウ》とす それか中に右の方にいやいいなとあるは開の拗音 左の方にうわうゐなとあるは合の拗音也 あかさたなはまやらわを根本の音とす 各二三の音を生ず よて第二のいきしちにひみいりゐを右の方にならへ 第三のうくすつぬふむゆるうを左の方にならへ 其右の下にやいゆえよを置 左の下にわゐうゑおを置り 喉音に三行を立たるもかゝる譯あり さて是をもて一切の假字をかへす法を知へし よて此圖を假字反と名つけたる也といへり
【典拠】