国語史資料の連関

国語史グループにあったブログ

2002-01-10

[]和訓栞大綱(10) 和訓栞大綱(10) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 和訓栞大綱(10) - 国語史資料の連関 和訓栞大綱(10) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

古語拾遺に書契已來浮華競興顧テ問2故實1靡v識2根源1といへり 我國の古言其義隠れ失せし事 漢字行ハれて古文癈せしによれるもの多しとこそ見えたれ 細かに是を論しなんには此語と彼字と主客の分なきことあたハず 我國の言は太古の初よりいひつきし如きハ即主也 海外の言の如きは即客也 さるを漢字盛に行れしに至ては其義を併せて彼に従はすといふものあらす これよりして後客終に主となりて主はまた客となるに似たり 古言の義猶今も遺れるものあるは幸にそ有けるといへり


【注】

『東雅』による。